ボトックスとは、もともと眼瞼けいれん(まぶたがぴくぴくして止まらない状態)を治すために使われていたのですが、シワがとれるということがわかってきて、いまでは世界中でシワとりの薬として注目されてきています。
ボトックス注射でなぜシワが消えるのかというと、ボトックスの薬理効果でシワを作っている筋肉の作用を弱めることによりシワが消えてしまうのです(ただしそれによって顔の表情が損なわれることはありません。)
従来からあるコラーゲン注射は、コラーゲンをシワの部分に注射してシワを下から盛り上げて目立たなくさせるというものでした。ボトックス注射は筋肉そのものの動きを止めてしまいますので額や眉間や目尻には特に有効です。
- 脇の多汗症治療 -
腋窩にはアポクリン腺とエクリン腺の2種類の汗を分泌する汗腺があります。ここから分泌される汗に雑菌が繁殖すると臭いの原因となったり、シャツやブラウスの汗ジミになったりします。この分泌される汗も神経支配を受けているため、緊張や興奮により汗がでます。
脇の神経をこのボツリヌス菌で麻痺させることによって汗の分泌を抑えることができます。他にレーザー脱毛を組み合わせることによって、においの原因となる雑菌の繁殖も少なくすることができます。
今までは、多汗症にしろ、腋臭症(俗にワキガ)も治療は手術のみでしたが、この治療は脇に何箇所かごく少量の注射をするだけですので、当日の入浴も可能で、キズも残らず、手術後のリスクを負うことなく安全に治療できるようになりました。
この治療の効果は約6ヶ月です。
薬理学上は約6ヶ月で効果がなくなりますが、時々1〜2年効果があったとおっしゃられる患者さんがおられます。そういう方はおそらく主に精神的なものが原因となっている多汗で、6ヶ月間すっかりその悩みから解放されたために、そのまま制汗作用が持続しているためだと思われます。
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